えくぼsmile

薔薇・ハイビスカス・プルメリア・クレマチス・野菜などを育てています。

ご縁の中で学ぶ、教えてくれた事胸に刻んで生きる

いろんなことがありすぎて、、、

何から書いていいのか分からないな。

 

大切な想いから残しておこう

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突然の訃報

登録のない番号からの着信

 

息子の通う施設さんの親の会だった。

〇〇さんが6月30日に亡くなられて、今〇〇に安置されてて、、、

 

え?

え?

〇〇さん?

 

 

今は、数人しかいない親の会

思い当たる人を想像しても

え?

あの?〇〇さん?

その人しか思い浮かばない

 

前会長さんが、話し始める

 

 

何日まで安置して

葬儀はなくて、火葬はいつくらいで…

と、淡々と話し進めるんだけど

全然、頭で理解出来ていない。

 

 

ある程度話してから、

お別れに行かれますか?

と聞かれた。

 

とっさに、行きたい!

でも、今ハッキリ言えるのは

息子が体調悪くてお休みしてること

 

 

ちょうど、その日は施設さんへ行く日なので

行けるかもしれないし

でも

今は、難しいとだけ伝えた。

 

 

 

親の会

福祉施設さんで、親の会があるのは少ない。

親が立ち上げた施設さんでは、親の会がある事の方が多い。

 

親の活動がある、なしによって通所施設を選ぶ人もいる。

 

 

 

今の時代・・・?

なのかもしれないけど

親が集う会は、負担が大きいことから

規模が小さくなったりする

 

 

近年では、

PTA問題が出たりしたもんね

 

 

親の会も同じように

高齢化が進み、集まることが難しいこと

そうなると、同じ人が役員を続けて行う必要があること

行事やバザーなどに参加出来ない事

商品の運搬や準備が難しいこと

 

そんな理由もあり、通所当初から規模が小さくなってる傾向にあった。

 

 

私は、面倒な事が嫌なので

建設的ではない話し合いに時間を費やすのが

凄く苦手

 

 

同じ話の繰り返しや

批判的な発言を聞きに行ったり、時間をそこに費やすのが嫌いだった。

集まる場所まで車で50分くらいかかるのもあって

初めの1年はほぼ欠席。

 

 

そしたら、

2年目は強制的に、〇〇の役員をしてください。というショートメールが、開封証明付きで届いた😓

2年が任期だった😭

 

 

ま、決められたには仕方ない。

そこから、少し参加するようになった。

 

 

批判的な人もいたけれど、、、

初めて参加した時に、初めに声をかけてくれた人だった。

きっと、心の奥は優しさがあるのかもしれない。

 

 

でも、後から他の人皆にあの人、気をつけてね

って言われた。

 

 

理由を聞くと、ま、そっかぁ…だった。

それからは、その人は体調を崩して会に参加する事はほぼなく、会ったのは2.3回くらい。

 

 

意見はしっかり言うし、否定的な発言をするので

決まりかけていた事を、止めたらするタイプの人。

 

 

それを、客観的にただ聞いていた。

引っ掻き回すような発言の仕方をするけれど、全て回避的で安全で、失敗しないように

起こりうる事態を想定して、発言してるのでは?

そう思うようになった。

 

 

その人が、来れなくなってから

人がどんどん変化していった。

 

 

その分、まとまりが出て来たような

少し居心地が良い感じもした。

 

 

何回目かで初めて、ランチに誘われた。

迷ったけど、初めて参加の時から誘ってもらっていたので

きっと、距離が縮められる。

 

そう言う思いも込めて参加した。

3人だったけど。

 

 

少ない人数になると、本音と心を通わす話が出来るので、同じ思いをもって

子育てされていて、同じような経験もして心を痛めた同士なんだなって感じた。

 

 

グループホームにいるお子さん

そして、施設入所をされてるお子さん

 

 

どっちの話しもきけた。

 

 

昔は、施設が少ないので学校在籍している時に、入所の申し込み予約をして、順番を取っている。

 

現在も、同じように順番待ちしている人もいると思う。

 

 

施設入所は、亡くなったら入る。

なんか、仕方ないけどそういう流れになる。

そして、それは突然に来る。

 

 

突然、〇〇日から入所出来ます。どうしますか?と聞かれるのだという。

 

そうして、親亡き後の子供の居場所を親が作っている。

 

 

そんなんで、親の会から1人2人と減り

更に人が少なくなり

存続が難しいし負担になる。

と言う事から、休眠する事になった。

 

 

決め手はコロナ禍

それを気に毎月の集まりから

1年に1〜2度の親の集まり

そして

更に回数が減って行った。

 

 

その少ない中で、私が参加出来ない事を

会のある時に話に上がるようで、

ずっとかばってくれていた人がいたんだけど

その人も、息子さんの施設入所が決まり

脱退してしまった。

 

 

施設入所といっても、みんな20代。

早いな。

 

 

その後また、親の会への参加に気が重くなり不安が募る中

気さくに話しかけてくれた人がいた。

 

役員を一緒にやって、親切に教えてくれて

色々な話を教えてくれた。

 

グループホームへの入所を誘ってくれたり

過去のこともたくさん教えてくれた。

 

一番、話もしたし子供に対する思いや気持ちも

たくさん教えてくれた

 

会に参加していない時は

電話をかけてきてくれて、内容報告をしてくれたり

電話でも長く話をして

その人の人となりや考え方も知れた。

 

 

その一番、寄り添ってくれた人が

亡くなってしまった。

 

 

最後に話したのは、いつだったかな・・・

1年くらい前だったかな。

 

その時は、施設内での感染が増えてしまい

グループホームからお子さんが帰ってこれない

けれど、ホーム内には感染者がいて

気が気ではない。

そう話していた。

 

 

途中で電波が悪くて、

何度かかけ直して、

「これが私の携帯番号だから、何かあったら、いつでも電話してね。」と教えてくれた。

 

 

最後に会ったのも1年前かな。

その時に、施設の職員さんと凄く意見の主張をしあっていて

すごいな〜って思ってね。

 

 

終わった時に

『あんなにストレートに言いたいこと言えるって凄いですね!』

って話した時に

 

「言いたいことはちゃんと言わないと!言いな」って言われた。

そうだよね

 

私が一番苦手なところを見せてくれた。

 

 

 

何回かの電話の時にも

「親が孤立しちゃわないようにしないと」っていう言葉が

凄く印象深くて

 

だから、ずっと気にかけてくれて

電話してくれて、誘ってくれていたんだなって

気づいて

 

それから、なるべくその思いにも応えたいし

そういう意図があって、親の会があることを知った時に

面倒だという上辺のことに、目をむけている自分が恥ずかしくなった。

 

 

参加して、できることもできないこともあるけれど

そこにいて、起きていることを知ることや

そこにある問題に参加して意識を向けること

それを知ることが大切なんだって知った。

 

 

終わってからは、心が晴れているのを毎回感じていて

ただ、同じ思いや同じような辛い経験をした人同士が

同じ意識と思いを持って、子供たちの将来を考えるという

時間にいられることが

自分自身も孤立せずに、思いをそこに持っていることが

相談できる仲間がいることの安心につながっていた。

 

 

そう気持ちが変わっていった。

 

 

休眠状態の親の会は、集まりに参加できるのが4人くらいになっていて

そうなると場所が借りられなくなって

それが問題で、1年くらい集まりがパタンとなくなった。

 

 

「コロナ明けたら、またランチしよう」

そう電話を切ったのが最後だった。

 

 

60代半ばくらいかな

もうほとんどの親の方がその年代になっている。

 

 

きっと、葬儀はないけれどお別れを言いにいった方は

同じことを思ったんじゃないかな。

 

自分の亡くなる姿を重ね合わせていた。と思う。

 

そして、こう思うのだろう

「残されたお子さんは、みんなでちゃんと守っていくよ、お疲れ様でした」

 

思いは同じ

親亡き後、お子さんのことが何より心配

だからこそ、どんな場所でどんな人たちと共に過ごす場所に子供を託すのか

それを生きている時間の中で、知っていること。

 

きっと心配は残していると思うけれど、安心して旅立って行かれるんじゃないかなと思う。

 

 

息子が支援学校に入学した小学部1年生の時に、初めて「親亡き後」という言葉を聞いた

衝撃すぎてびっくりした。

そういう講演会をPTAが企画していて、参加した。

 

 

年齢ではなく、心労の多い親たちは親亡き後を、想像しながら

子供の未来を選んでいく。

 

学年が上がっていく度に、その言葉を身近に感じるかのように

親が亡くなるということを、目の当たりにしてきた。

 

通所した1年目にも親の会で、〇〇さんが亡くなったのでご葬儀がいつで・・・という連絡網が回ってきた。

その方はお会いしたことがなかったので、そうなんだ・・と通り過ぎてしまった。

 

 

今回は、命の大切さをさらに感じている。

携帯電話が主流なこの時代

亡くなった方の、登録番号がとても悲しい

どういうタイミングで、削除するのかな。

残しておくのかな。

 

なんて、感情の矛先をどうでもいい場所にすり替えてしまう。

 

ご冥福を心よりお祈りいたします。